2023年9月デジタルマーケティング定例会レポート

DX成功のカギは『心理的安全性の確保』であることは、DXを推進している人であれば誰でもご存じだと思います。

今回は、『心理的安全性の確保』を実現するために重要な要素として、自己開示ができる企業文化醸成は可能であるか試してみました。

DMPメンバーには、今回のテーマは『愚痴』です。とお伝えして、話し合いをしました。愚痴が言ってはいけないものではなく、愚痴こそ業務改善のカギであるとしっかりお伝えすることも重要です。

「面倒くさい」「手間である」「かったるい」「やりたくない」「きついからやだ」。これらは非効率だからこそ感じる感覚であり、そう感じる作業内容を改善することが業務効率化に繋がり、職場環境を改善するキーワードになります。従来であれば、言葉に出すことは禁忌だったことですが、あえて言葉に出すことで、業務課題を発見するきっかけにつながります。

業務課題を発見することができれば、それを改善するためにはどうしたらいいのか、ときに長い時間をかけて、その課題を解決するために調査・検討を続けることが大事です。業務効率化を実現するということは、いままでの人件費でいままで以上に仕事量が多くこなせるようになるという生産性向上に繋がります。

ストレスが軽減されて、仕事がしやすくなれば、職場環境が改善されます。職場環境が改善されるということは、離職率が低下するというだけではありません。退職者が出ないということは、退職者が発生するとかかるであろう、次の人材の採用にかけるコストもかからないわけですから、従業員にとってだけではなく、会社にとっても利益に繋がります。

ディスカッション

メンバーA

ITの仕事は調べることが多すぎるため、保有する情報量が年々増加していく。そこから欲しい情報を探し出すのに苦労するので、なんとかしたい。

やはり新しい部署なので、「ふーん、なるほど」と、皆さん知識として吸収するようなスタンスでした。やはりChat-GPT、BingAI、MicrosoftCopilot、Bardを活用するように思考をシフトしていくことになると思います。

筆者コメント

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メンバーB

職人を取り合う状況をなんとかしたい。力関係で良い職人を取り負けることもあえば、親方が処理しきれない量を受けている場合もある。

職人管理、つまり、平等なスケジュール管理をするというのは素晴らしい発見だと感じました。

いま日本に求められていることは、海外のように仕組みやルールを作って、それに沿って進めることで効率的に仕事をこなすことにあります。そうすることで会社全体の業務レベルの水準を底上げすることが生産性を上げる重要なポイントです。職場管理をしないと不公平な状況になり、決まった人にデメリットを押し付けられる環境になります。

筆者コメント

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メンバーC

お客様要望が急に入ってきた場合の調整が大変。

要望管理、負荷管理、が大事なのではないでしょうか。いわゆるタスク管理・プロジェクト管理を行うためのツールを使って実現することが良いように思いました。

Excelではなく、専用ツールに切り替えることは様々な困難が付きまといます。実現することが困難なカテゴリなので、改善まで時間がかかる、あるいは変えられないことが多い部分でもあります。

専用ツールを使うメリットは、メンバーの状態を効率的に可視化しやすく、よくある『頑張っているのに周りに伝わらない』という頑張っているという状態を、客観的に見ることができるだけではなく、相手に伝えることが出来るのがメリットだと思います。

筆者コメント

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メンバーD

偉い人は皆なぜきつくいうのだろうか。やんわりと伝える方法もあると思う。

結果を出すということに重圧があり、それに耐えて伝えることができる場合もあれば、耐えきれずに気持ちが出る場合もあるものと思います。

人間なので感情をなくすことができないため、抑える努力をすることができても、完全に抑えることが難しい部分ですね。アンガーマネジメントという考え方があり、そういうことを社員教育できるようになると、全体のスキルアップに繋がる要素です。

筆者コメント

メンバーE

ストレス発散が大変、発散しても職場にくるとまたストレスがたまる。皆どうしているのだろうか。

ストレスについては、『自分の思っていることと何か違うこと』があれば、それがストレスに繋がります。

筆者コメント

以下は、『自分が思っていることと何か違うこと』の例です。


心とは本能です。理性、つまり自分の意思で行動するとき、必ずそのときの「心」を通して行われます。理性で心のコントロールを強めると、それがストレスに繋がります。重要なことは、自分のペースで、目的意識をもって、仕事に取り組み、ゆっくりでいいのでスキルアップを継続的に続けていくことが重要です。

まとめ

今回、DMPの都度、筆者自ら自己開示を続けた成果なのか、DMPメンバーは自己開示をしてくれていたと感じました。また、自分が期待していた以上に素晴らしい発見をしていることを実感することができました。

そして、本記事ではお伝えしきることができませんでしたが、DMPメンバーの発言を通じて、自分のやっている行動が正解なのか検証することができただけではなく、多くのことを教わり、学びを得ることができました。

やはり、DX成功のカギは『心理的安全性の確保』であり、そのためには自己開示ができる文化を作ることが重要であることを改めて感じました。

スカイフィールドコーポレーションについて

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