デジタル化で建築業界に革新を!スカイフィールドコーポレーションがDXに取り組み中!BIM導入検討会開催レポート

2023年7月11日(火)に、私たちは建物の設計や施工を助ける新しいソフトウェア「BIM」の導入検討会議を開きました。この会議には大塚商会様から5名、当社から7名が参加し、BIM導入について深く考え、意見交換する重要な時間となりました。

今回はなぜBIMの導入を検討しているのか、その理由と利点についてご説明いたします。

1. BIM導入のメリットと検討経緯

meeting

BIMとは、「Building Information Modeling」の略で、建物の設計図をデータ化して、変更や管理を容易にするソフトウェアのことを言います。ただし、日本の建築会社ではBIM導入が進んでいないのが現状です。その理由は、BIMを導入するためには、BIMについて学習する時間的リソースや人的リソースが必要であり、それらを確保するのが難しいからです。

ただ、当社はBIMの導入によって設計の変更が容易になるという利点に注目しました。
特にBIMを導入することで他のシステムとの連携が容易になることは、建築業界のデジタル化を進める上で重要な要素です。

現在、私たちは建設業界の進化を支える技術、Revitの導入を検討しています。そのRevitの魅力について、詳しく説明させていただきます。

まずRevitは、通常のCADシステムとは違い、はじめに多少の時間を必要としますが、その後は変更が非常にスムーズに行える特長があります。つまり、旧来のCADでは設計図の一部だけを見て管理していたのに対し、Revitを使用することで全体の流れを一覧できるようになり、それが建設DX(デジタル変革)の一環となります。

とはいえ、すでに導入した他社でも、設計から施工図までの全体的な活用が進んでいるわけではないのも事実です。その理由として、日本の各社がそれぞれ独自の作業フローを持つため、設計図の内容や業務フローにより個々の対応が求められ、それをどのように取り扱うかが問題となります。また、BIMに独特の内容を組み込むほど、BIMの動作パフォーマンスが低下し、現実的な運用が難しくなるという問題もあります。

特に人手が限られている中小企業では、BIMを導入したら一人が専任しなければならないほど人的リソース不足が課題であり、大きな壁となります。

ところが今回、なぜこのような課題にもかかわらず、BIMの導入を検討する会議を開催したのでしょうか。それは、当社の代表取締役、天野の行動により、BIM導入の可能性が浮上したからです。具体的には、2023年6月上旬にフエ科学大学と提携を結んだことが大きなキッカケとなりました。

2. フエ科学大学との提携

handshake

日本の労働人口は年々減少しており、従来のように即戦力となる人材を採用することが困難な状況に直面しています。しかし、2023年6月上旬に行ったベトナムのフエ科学大学との提携により、ベトナムから優秀な人材をインターンシップで日本に迎え入れることになりました。当社の代表取締役、天野が訪問先のベトナムでBIM導入に向けた人材活用の方針を明らかにしたことで、今回のBIM導入検討が一歩進んだのです。

もちろん、この動きはベトナム側にも大きな利点をもたらします。BIMは建築業界のデジタル変革(DX)を支える要素であり、その時代は必ず訪れます。ただBIMを使いこなすだけでなく、その導入プロセスを経験する機会は稀有なものです。その希少性が、日本におけるBIM導入支援の一助となり、新たなビジネスチャンスを創出することでしょう。

3. DX戦略の一部としてのBIM導入

国土交通省は、建築BIM加速化事業を展開し、BIM導入を推進するための補助金を提供しています。また、共通BIM環境を整備する「BIM Innovation HUB」が設立されました。これらの動きからも、BIMの時代が近づいていることを強く感じます。

当社は中小企業でありながらも、BIM導入に積極的に取り組んでいます。Revitを利用することで、3Dモデルを作成するだけでなく、開発者向けの機能「API」も利用できます。さらに、視覚的にプログラムを組むことで設計作業を自動化するツール「Dynamo」を扱うことも可能です。

現代の建設会社は、利益率の確保、キャッシュフローの維持、生産性の向上、人材不足対策、建材価格の高騰など、多様な課題に直面しています。BIMの導入は、これらの課題解決を助ける有力な手段となり得ます。

4. まとめ

DX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れていると言われる産業として、医療、不動産、そして建設業が挙げられます。ペーパーレス化において一部で躓いている会社が多い建築業界ですが、当社は中小企業でありながらも、建設DXを推進する先駆者として活動しています。

今回の検討会において、早ければ今年の9月からRevitの導入を始動する計画を立てました。検討会に集まった大勢の参加者からは、当社が真剣にDXを進めていることを肌で感じていただけるでしょう。また、BIMだけでなく、Chat-GPTの活用による新たなビジネスモデルの開発も進めており、2023年8月からはそのプロジェクトがスタートします。中小企業とは思えないほどの実行力と進取の精神が、他を圧倒する勢いを生み出しています。

これからも、スカイフィールドコーポレーションは勢いと成長を続け、業界のリーダーとして活躍し続けます。ぜひ、私たちの次なる挑戦にご注目ください。

スカイフィールドコーポレーションについて

当社は、池袋を拠点に一都三県で投資向け集合住宅のRC造建築を中心に活動しております。

投資向け集合住宅の建築ご相談も随時承っており、建物を建てることが初めての方にも手厚くサポートしていますので、お電話や建築相談フォームにて、お気軽にご相談ください。

当社の専門スタッフがお客様の要望に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

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