先日2/18に共同住宅の内覧会に設計部でお邪魔させて頂きました。懇意にさせて頂いている株式会社アトリエナカ建築設計事務所様による設計です。
杉並区にある共同住宅で、こだわりが随処に見られる素晴らしい作品でした。外観はコンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな雰囲気を持ちつつ、ガラス面を多く使うことでコンクリートの重厚感を和らげて明るい印象を感じられるのがとても驚きました。これは建築の流行を敏感にキャッチしているだけではなく、建材の特徴をしっかりと把握して活用する高い知識と技術を持っていないと難しいことだと思います。
共用部については白と黒のコントラストでデザインしつつ、随処に適切な間接照明を設置することで明るい印象を感じる廊下を作りあげる巧を感じる技を拝見させて頂きました。
一番感動したのは当然のことながら室内です。パッと見でもう住みたくなりました。内覧系Youtuberがよく「住みたい」と発言してますが、言いたくなる気持ちがとてもよくわかりました。誇張表現ではないのですね。
白を基調とするデザインでありながら室内はフローリングで仕上げ、バルコニーはウッドデッキで仕上げることで温かみのある室内に仕上がっていました。白ばかりだと落ち着きない雰囲気になってもおかしくないと思うのですが、巧の技がここにも生きていると感じました。室内全体が明るい雰囲気なので、実際の面積よりも広く感じる室内、くつろげる空間演出に感動しました。
バルコニーについては景色が素晴らしく、夕日を見ていて、夏に子供たちBBQをして、冬はキャンプゴッコするまで夢見てしまいました（筆者は結婚してませんけど笑）。ハンモックをおいて、休日は本を読みながらウィスキーを一杯なんて優雅でいいですよね。バルコニーに出るところにはキッチンがあり、バルコニー側にはカウンターも用意してあって横に蛇口もあります。個人的に、「何かせずにはいられない夢とロマンを感じるデザイン賞」を授与したくなりました。
設計部一同、とても良い刺激になったと申しておりました。なので今年のグッドデザイン賞はスカイフィールドコーポレーションが間違いなくとると思います（圧）。
以上、2022年グッドデザイン賞を受賞した設計事務所による共同住宅の内覧会レポートでした。
