新型コロナウイルスが収まりつつある昨今、建設業界では労働生産性の低さや労働者不足が問題になっています。
その解決策として最近関心を寄せられているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。
特に建設・建築業界は業界特有の課題があり、DXへの注目度が高い分野のため、導入することで業務の効率化や建設業界が抱える課題解決に一役買ってくれるでしょう。
「DX化が必要でも、建設DXとは具体的に何か?」
「建設DXの必要性は?」
このような疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、建設DXの基礎知識と必要性を解説します。
建設DXとは?
DX(Digital Transformation)とは、AIなどのデジタル技術を活用することで、従来のビジネスモデルやプロセスを刷新し、新たな価値を創造する取り組みのことです。
一方で建設DXとは、建設業界においてDXを実現するための取り組みを指します。
建設DXには、建設現場のデジタル化、BIM(Building Information Modeling)の活用、ドローンやロボットによる建設現場の自動化、AIやIoTによるデータ分析や予測、クラウドコンピューティングによる情報共有など、様々な技術が活用されます。
これらの技術を組み合わせることで、建設プロジェクトの効率化や品質向上、コスト削減、環境負荷の軽減などが実現され、より高度で持続可能な建設ができるようになります。
こちらの記事も参考にご覧ください。→「建築業界におけるDXはBIMにあり?」
建設DXの5つの必要性
建設DXの必要性は、下記の5つです。
1. 生産性の向上
建設現場の自動化やデジタル化により、作業の効率化、品質向上、コスト削減が可能となります。また、建設プロジェクトの全体像を把握し、最適化することができるため、生産性の向上が期待できます。
2. 品質の向上
BIMを活用することで、建設プロジェクト全体のデザインや詳細設計を3Dでシミュレーションできます。このため、建設現場での不良品や欠陥品の発生を事前に予測し、品質の向上につなげることができます。
3. 環境負荷の軽減
建設DXにより、建設現場でのエネルギー消費量の削減、廃棄物の削減、再利用、リサイクルが可能となります。これにより、環境負荷の軽減が期待できます。
4. 人手不足の解消
建設業界は、人手不足が深刻な課題となっています。建設DXにより、人手不足が問題となっている作業の自動化や効率化が進めば、作業者の負担が軽減され、より効率的な建設が可能となります。
5. 競争力の向上
建設DXにより、生産性の向上や品質の向上、環境負荷の軽減などが実現されるため、企業の競争力が向上することが期待できます。また、建設DXにより、新たなビジネスモデルの創出が可能となり、新規顧客の獲得や市場拡大が期待できます。
建設DXで業務を効率的に行おう!
生産性の向上や効率化、コスト削減などを実現するために、建設DXが必要なことが分かりました。
今後、建設業は需要が増加すると予測される一方で現場作業が多く、「業務のデジタル化が困難」「労働力不足」など多くの課題を抱えています。
これらの課題を解決する可能性がある建設DXの導入は、建設業界において必要不可欠です。
DXを活用し、現場作業の負担を軽減することで、業務の効率化ができるだけでなく、長期的な人材確保にも繋がります。
まずは自社の抱える課題を明確にし、身近な業務からDXを取り入れてみるのをおすすめします。
弊社(株式会社スカイフィールドコーポレーション)は、池袋を拠点に一都三県で活動しております。
建物を建てることが初めての方にも手厚くサポートしておりますので、お気軽にお声がけください。